わたしの居場所

『恋はするものじゃなく、おちるものだ』のフレーズが有名ですね

読む価値なし
人妻と青年の恋愛を描いていました。

とてもつまんなかった。

映画化されたから話題なんだろうけど、絶対お勧めしない本です。

最初から最後まで同じトーンです。

映画化された意味も不明。

東京の普通の恋愛のひとつ
東京の恋愛に限ったことではないが、恋愛とは、対象となる他者がいて、それを追い求めるものかもしれない。

他者というのは自分の範疇外の存在で、何時までも決して捉えることの出来ない存在。

故に追い求めてしまう。

本書の主人公である2人の少年も、そのうねりに巻き込まれてしまう。

彼らの恋愛対象となる2人の女性は、既婚者であり、大人でもある。

この設定のため、主人公にとっての彼女らは、徹底的に他者であり、永遠に捉えることの出来ない存在であり続ける。

恋愛の狂おしい想いにより、主人公の一人、透はどこか陶酔的な精神依存関係を生み、もう一人、耕二は直接的な肉体依存関係を生んでいく。

そして少年との恋愛に溺れてしまう、より冒険者である女性らは、少年らに対して、素直であろうとするが、どうしても夫婦生活とのダブルスタンダードをかかえ、自身の抱える矛盾を大きくしていく。

物語後の彼ら彼女らは、何も生み出さず別れてしまうかもしれないが、この空虚さが、リアルな東京の恋愛のひとつのカタチなのかもしれない。

評価としては、のめり込めなかったので星2つ。

甘く、高級なウィスキーのような、人を選ぶ小説。

年上への憧れ
映画でお馴染みの原作本です。

『恋はするものじゃなく、おちるものだ』のフレーズが有名ですね。

東京タワー周辺に住んでいる大学生二人が主人公で、特別な恋愛をしながら、人生と言うか様々なものを知ってゆく。

文体は、映画をノベライズしたような感じで、改行が多く、文章がスリム。

わかりやすい中にも、いくつか唸らせるフレーズがありました。

その一つを紹介すると、『ああいう大人びた奴に限って、いつまでも子供なのだ』年上の女性にしか、心を委ねられない親友を形容した言葉です。

確かに、身の回りでは学生の頃、無邪気にはしゃいでいた人が、成長して家庭を持ち、びっくりするぐらいしっかりした大人になっている。

逆に、同級生といるのがつまらない、と思って老成していた人が成長し、好き勝手自分の道を行ってたり。

19歳でそれを達観しているのはかなり鋭敏な感覚の持ち主であり、2人そろって年上の女性に惹かれるのも納得がいきました。

話が前後しますが、特別な恋愛とは女性側の『不倫』、男性側の『浮気』です。

にしても、ドロドロ感がまったくないのは、修羅場が殆どないからと思いきや、綺麗に描かれた恋愛感情でした。

基本的に、他人のものに手を出したことが無い(好きにならない)僕ではありますが、不謹慎ながら人のそういう話は面白がっちゃうので、本書も一気に読みました。

東京タワー (新潮文庫)
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# by paperfan1 | 2010-09-24 23:23 | 日記

1965年のショパンコンクールで優勝したマルタ・アルゲリッチ

記念碑的録音

1965年のショパンコンクールで優勝したマルタ・アルゲリッチのまさに記念碑的録音。

ピアノ協奏曲第1番は彼女がショパンコンクールで弾いた曲で、おそらく彼女にとっても特別な曲に違いない。

この1968年に録音された第1番はまさに圧倒的でここまで情熱的にしかもロマンティックさも忘れずに演奏しきってしまえるところがアルゲリッチらしく素晴らしい。

この彼女の若いエネルギーに対抗できるピアニストなどなかなかいないだろう。

それに対して第2番はとてもロマンティックで第1番とは違った印象を受けた。

1998年の新録音も素晴らしいが、やはりアルゲリッチらしいこっちの録音がおすすめ!
音楽もまた『意思』である、とこの演奏は教えてくれる
第1番がアバドと1968年2月ロンドン、タウン・ホールで、第2番がロストロポーヴィチと1978年1月ワシントン、J・F・ケネディ・センターで録音。

アルゲリッチがショパン・コンクールで優勝したのが1965年なので、この2つの録音を同じように論じるのは無理があると思える。

むしろ注目すべきは、ロストロポーヴィチで、1970年 社会主義を批判した作家アレクサンドル・ソルジェニーツィンを擁護したことによりソビエト当局から「反体制」とみなされ、以降、国内演奏活動を停止させられ、外国での出演契約も一方的に破棄される。

1974年 2年間のビザを取得して出国し、そのまま亡命。

1977年 アメリカ合衆国へ渡り、ワシントン・ナショナル交響楽団音楽監督兼首席常任指揮者。

1978年 ソビエト当局により国籍剥奪というすさまじい時期に当たっている。

その中での演奏である。



ロストロポーヴィチが故郷を愛してやまなかったことは間違いない。

1990年にここでのワシントン・ナショナル交響楽団を率いて、ゴルバチョフ体制のソ連に凱旋公演し国籍回復したことからみても明白だ。

体制への強い気持ちを音楽に昇華させて演奏していると思えるこの第2番協奏曲は、既にプロとして13年のキャリアを経て円熟したアルゲリッチのピアノとともに『強い意思』を具現化していると思う。



この時代のソ連の演奏家・作曲家は皆、なんらかの阻害を体制から受けていた。

その中で最も強く行動したのがロストロポーヴィチだったと思う。

そして音楽もまた『意思』である、とこの演奏は教えてくれる。


破天荒、そして究極

最近、ツィマーマンの盤が絶賛されるようですが、その完成度・精緻さは十分評価できます。

彼の、ベートーヴェン、ブラームスのコンチェルトは文句なく名演だと思いますが、ショパンのコンチェルトは、バックのオーケスラの甘美さとは異なり、ピアノソロは幾分クールで、頭で考えて練り上げた演奏のように感じます(ショパンのバラード集はとても良い演奏ですが)。

その点、このアルゲリッチの演奏は、冷静に聴いたら、楽譜そっちのけの自由奔放さと、細部の仕上げが気になるでしょうが(特に1番)、理屈を超えたショパンの真髄が感覚的に完璧に表現されています。

とかく腕の立ちすぎるピアニストですが、ゆったりと歌わせるいくつかの主題に、甘さ、はかなさ、そしてなんとも言えない色気が伝わってきて、そこが最大の魅力です。

過去にも、現代にも名演はありますが、このアルゲリッチの20代後半から30代半ばの全盛期の録音は、その録音の質からいっても第1の定番として持っておいて後悔することはありません。



ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番
アルゲリッチ(マルタ)
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# by paperfan1 | 2010-09-23 22:04 | 音楽

昔からの、そして初めて出会う若い友人達へ

進む、落ちる、目覚める。


昔からの、そして初めて出会う若い友人達へ(巻頭文末より)手に取り本を開いた時から、著者と共に旅が始まる。

アメリカでの生活で、出会い、別れ、そして人生の悲しみ、怒り、喜び、美しさを知る。

著者が実際に旅した先々で体験した数々の出来事に驚き、発見し、涙する。

異なる文化、言語、人種を越えて、人々と触れ合っていくその姿に、いつの間にか共感してしまう。

彼の魂の旅中で出会う人々には、乞食や娼婦に、黒人、白人、インディアン達が待ち受ける。

生を模索しながら、在りのままに生きようとする主人公が、まるで吸い寄せられるかのように出会う人々。

NEW YORKから西へ向かって始まるノンフィクション小説。

迷っている人、孤独な人、心からHAPPYになりたい人こそ読むべき一冊。

そして手に取った人間も、著者との出会いの一人になれるスペシャルな感動が待っている。

極上のどん底
スピード感と、ビート感溢れる文章に、血が滾る。

バックパックを背負って飛び出したくなるのがこの小説。

読者だってバカじゃない。

上っ面だけのアウトロー気取りの文章なんてすぐわかる。

けれどこの小説には、極上のどん底を自分の目で見てきたからこその、リアルさを感じることができる。

稀だよ、こんな小説。

5年間の放浪で、常に「ここではないどこか」を探しあぐねている部分が見えるのも若い頃のAKIRAさんならでは。

AKIRAさんの原点を知るためには欠かせない一冊。

私にとっても大切な一冊。

GOOOOOOOOOO!
テンション高めで、最初の疾走感から最後のしんみりまで一気に読みました。

自分の中で何かモヤモヤしたものが爆発し、明日から旅にでようと真剣に考えました。

旅のお話のなかでたくさんの人に出会って、痛い目みて、苦しんで、楽しんで。

とにかく、面白い。

80年代のアメリカ旅の話。

これを読んで日常を抜け出し、何も考えずに旅をしましょう。

本当に必要なのは退屈な日常では無い。

シビレだ。

Cotton100%AKIRA
だるだる
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# by paperfan1 | 2010-09-23 21:59 | 日記

なんでもないことが


なんでもないことの中に、何かがあるんだろうなと感じさせる作品ただ歩くだけ。

という作業の向こう側に見えてくるものがあります一緒にその道を歩きながら色んなものを見つけられる作品です。

あったあった!
自分にもこんな時代が。

設定は ありえないよと思いますが、ぐいぐい引き込まれました。

知的すぎる気も、、、、。


何年か前のものですが、本屋大賞、受賞作。

本屋さんが選ぶ素敵な本の賞ですね。

物語の世界に入って行くまでが大変。

最初の60ページくらいまでが退屈で、何度も読むのをやめようかと思いましたが、、。

簡単にあらすじを言いますと、とある高校で、朝から次の日の朝まで全員で延々と歩く、って行事がありまして。

ナイトハイクってやつですね。

その結構体力的に大変な行事の中で、今まで一言も話したことのない、たまたま同じ学校の同級生になってしまった異母兄弟と、その友人たちとの関係と変化を描いたものです。

ただ、リアリティのなさが気になってしょうがなかった。

いくら頭のよい進学校の生徒だという設定だとしても、高校生でここまで知的なのか?って。

知的なだけでなく、人の心理を読む力や、そこに対する気遣いが非常に細やかで、とても18歳の若者達の会話とは思えなかった。

高校生らしいなあ、って思えたのは、友情に対する過信と、女心の恋の駆け引き合戦くらいか。

村上春樹の小説で、実際にはありえない猫と人間が会話する場面とかの方のが、よりリアリティを感じてしまうんだよなあ。

小説って難しいもんだ。

でもなんか、若さゆえのやるせない感じの恋模様をちょっと思い出させてもらえました。

夜のピクニック恩田 陸
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# by paperfan1 | 2010-09-14 20:04 | 日記

ソロアルバムの中では一番好きなCD

満足!

外装含めて仕様がとても良く、中古には見えません。とても状態が良くて満足できます

TOP OF THE JAPANESE SINGER

音楽好きの俺にとって好きなミュージシャンは、たくさんいるが桑田佳祐は、最も尊敬しているアーティストの1人である。 洋楽テイストのメロディーやリズムに独特の絶妙な歌詞を乗っけてくる。このアルバムは待望のソロワークスの集大成。波乗りジョニーから一気に桑田ワールドに引き込まれていく。 サザンと桑田さんのソロとの大きな違いは歌詞かな…国民的バンドの使命感のようなプレッシャーも、あまりなく、より桑田佳祐という1人の男を表現しているように思われる。ところで、ある日テレビを見ていたら、さんま師匠がライバルは、いますかと聞かれて、桑田君かなと話してたのをよく、覚えている。それだけ様々な方面の人々に受け入れられ才能も認められているのが、桑田佳祐という日本でも特別なアーティストなんだと思う。

最高のソロアルバム

ソロアルバムの中では一番好きなCD。とにかく最高です!

TOP OF THE POPS
桑田佳祐
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# by paperfan1 | 2010-09-13 20:01
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